宇都宮 基師(うつのみや もとし)
昭和14年9月27日、愛媛県八幡浜市生まれ。八幡浜高校から立教大学へ進学。卒業後、南海放送へアナウンサーとして入社。退職後、フリーアナウンサーとしてラジオ生番組や競輪実況中継等を経て、現在『瀬戸風バンク応援隊長』としてCS番組に出演するほか、初心者の女性を対象に分かりやすく競輪を教える『競輪コンシェルジュ』として活躍中。競輪歴○十年!! 
血液型:A型、モットー『楽しく生きる』、趣味『ケイリンの他にゴルフと公園の清掃』

第23回 『行く年来る年&今年もよろしく編』

 競輪ファンの皆さま、随分遅くなりましたが、明けましておめでとうございます(笑)。今年はうま年だけに、物事が“ウマく”いく1年になるといいですね。さて、寒さも厳しくなり、体調を崩されている方も多いのではないでしょうか?カゼなど引かないように健康には十分留意したいですね。今回は、昨年の輪界の回顧や今年の抱負・期待などについて、よもよもお話したいと思います。

金子・深谷の“師弟の絆”が目立った1年

 昨年は何といっても2月に開催された松山で2度目のGⅠ・全日本選抜競輪が印象に残っています。瀬戸風バンクにGⅠがやってくるということで、もっくんのテンションもかなり上がりましたね。大好きな平原康多選手(埼玉・87期)が優勝したので、なおさらうれしかったです(笑)。またGⅠ戦線を振り返りますと、やはり金子貴志選手(愛知・75期)、深谷知広選手(愛知・96期)の“師弟コンビ”の活躍が目立ちましたね。2人の深い絆があってこその活躍で、ホント素晴らしかったですよね。金子選手は7月の弥彦・寬仁親王牌、11月の小倉・競輪祭とGⅠタイトルを2つも獲得し、その勢いのまま、年末のGPの覇者にもなりました。まさに金子貴志の1年でした。深谷選手もタイトル獲得こそなかったものの、賞金ランキング2位に入り、中部勢台頭の1年にもなりました。GⅠのレースはどれも印象に残っているのですが、中でも3月の立川・日本選手権の村上義弘選手(京都・73期)の優勝は感動しました。“炎の走り”で有名な村上選手ですが、体調を崩し前評判は良くありませんでした。しかし、それを覆し見事優勝。村上はすごい!と思わずうなりましたね。また、後閑信一選手(東京・65期)も地元・京王閣のオールスターで優勝し、娘さんにいい手本を示せましたよね。

 一方、地元の選手も活躍しました。特に、12月1日~3日に行われたスポニチ杯では栗田貴徳選手(愛媛・93期)が地元選手としては久しぶりの優勝を、自身の地元初優勝で果たし、師匠である伊藤豊明さんと一緒に喜びました。ガールズケイリンでも松尾智佳選手(愛媛・102期)が出走し、すべて決勝進出という好成績を残しました。松尾選手には僕を含め地元ファンも待望している初優勝を、ぜひ地元で飾ってほしいと思います。そして、個人的にもいろいろあった1年でした。夏場に体調を崩し入院したのですが、競輪もできず悶々とした日々でした。体調不良の影響もあってか競輪の収支も低調でしたし…(悲)。健康でこそすべてのことを楽しむ余裕が生まれるので皆さまも体調管理には万全を期してくださいね。

MVPは金子!地元選手では栗田。ベストレースは村上に

 昨年の競輪を締めくくるGPですが、単調なレースだったですよね。深谷選手が先行し、それに続いた金子選手、浅井選手で決着がついたわけですが、関東ラインの出方をはじめ、注目要素が多かっただけに、この結果に愕然としたファンも多かったのではないでしょうか。あっという間にレースが終わってしまったという感じですね。また、ガールズGPでは石井寛子選手(東京・104期)が優勝すると予想していたのですが、加瀬加奈子選手(新潟・102期)をゴール前で差した中村由香里選手(東京・102期)の意地の優勝でした。中村選手にとってはうれしい勝利になったんじゃないかな。あと、“日本の女王”石井選手には、無敗で帰路についた“世界の女王”レベッカ・ジェームズ選手(イギリス)に追いつくためにも、頑張ってガールズ界をさらに引っ張っていくことを期待しています。また、翌日のヤングGPでは猪俣康一選手(愛知・99期)が史上最年長優勝を果たしました。

 昨年の競輪を締めくくるGPですが、単調なレースだったですよね。深谷選手が先行し、それに続いた金子選手、浅井選手で決着がついたわけですが、関東ラインの出方をはじめ、注目要素が多かっただけに、この結果に愕然としたファンも多かったのではないでしょうか。あっという間にレースが終わってしまったという感じですね。また、ガールズGPでは石井寛子選手(東京・104期)が優勝すると予想していたのですが、加瀬加奈子選手(新潟・102期)をゴール前で差した中村由香里選手(東京・102期)の意地の優勝でした。中村選手にとってはうれしい勝利になったんじゃないかな。あと、“日本の女王”石井選手には、無敗で帰路についた“世界の女王”レベッカ・ジェームズ選手(イギリス)に追いつくためにも、頑張ってガールズ界をさらに引っ張っていくことを期待しています。また、翌日のヤングGPでは猪俣康一選手(愛知・99期)が史上最年長優勝を果たしました。

 さて、昨年のMVPですが、やはり金子貴志選手ですね。GⅠタイトルを2つ獲得し、GPも制しました。文句のつけようがないですよね。ただ、僕は金子選手の飛躍を大いに手助けした深谷選手にも特別賞として「アシスト賞」を贈りたいと思います。地元選手部門では栗田貴徳選手ですね。好青年が地元初優勝を果たし、瀬戸風バンクを盛り上げてくれました。師匠の伊藤さんが涙し、地元ファンも感動し大喜びしていたのを覚えています。また、ベストレースは、立川・日本選手権の決勝。村上義弘選手の熱い走りは振り返ってみても素晴らしく、まさに“炎の走り”を体現していましたよね。あと、年末の選手会分裂騒動にはびっくりしました。結局、脱会が撤回され元に戻ってよかったのですが、これからは一致団結して改革を進めていってほしいですよね。

松山でのルーキーチャンピオンレースは日野選手に期待

 僕の今年の抱負はというと、先ほども少しお話しましたが、とにかく1年1年元気で過ごすことです。健康でないと何をしても楽しくないですしね。集中力も出てこないので車券の的中率も大幅に下がりますし…(笑)。また、3月6日~9日には開設64周年記念競輪「金亀杯争覇戦」が行われます。地元愛媛からはS級1班の濱田浩司選手(81期)、渡部哲男選手(84期)、橋本強選手(89期)をはじめ、2班の大崎飛雄馬選手(88期)、越智展孝選手(88期)、小川祐司選手(96期)が出場します。もっくんも地元選手の活躍を祈りながら瀬戸風バンク応援隊長として、記念を盛り上げていきたいです。特に8日には“第103回生ルーキーチャンピオンレース”が開催されます。地元からも“期待の大型新人”日野博幸選手(103期)が出場。1月の地元開催で圧倒的な強さを見せ地元初優勝を完全優勝で果たしているだけに、その勢いのままチャンピオンに輝いてほしいです。そして、日野選手には早くS級に昇級してもらい、四国を牽引する強い先行選手としていっそう活躍してほしいですね。ほかにも、原田研太朗選手(徳島・98期)のようなイキのいい若手選手がドンドン出てきて、早くGⅠ戦線で旋風を起こしていってほしいですよね。競輪界全体の願いとして、深谷知広選手に続くニューヒーローの出現を大いに期待しています。

 また、初詣で松尾智佳選手の初優勝を祈願しました。いつもよりお賽銭を多めにしたので、早い段階で優勝してくれるのではと、こっそり期待しています(笑)。