宇都宮 基師(うつのみや もとし)
昭和14年9月27日、愛媛県八幡浜市生まれ。八幡浜高校から立教大学へ進学。卒業後、南海放送へアナウンサーとして入社。退職後、フリーアナウンサーとしてラジオ生番組や競輪実況中継等を経て、現在『瀬戸風バンク応援隊長』としてCS番組に出演するほか、初心者の女性を対象に分かりやすく競輪を教える『競輪コンシェルジュ』として活躍中。競輪歴○十年!! 
血液型:A型、モットー『楽しく生きる』、趣味『ケイリンの他にゴルフと公園の清掃』

第16回 『上半期を振り返って編』

 皆さん、ご無沙汰しております。朝夕めっきり秋めいて参りましたが、皆さん風邪などお召しになってないでしょうか?とある理由でこのところ家事に勤しまざるを得なかった“よもだ”のもっくんです。このコーナーも、はや16回目を迎えるんですね。うーん、我ながらよく頑張った(笑)。さて、今年度上半期には、世界ではロンドンオリンピック、日本ではガールズケイリンの復活、そして松山では「がんばろう日本FT」が開催されるなどホットな話題が目白押しでしたね。そこで、今回はこの上半期をもっくんなりによもよも振り返ってみようと思います。

あきらめないレースで未来を拓け!ガールズケイリン

 7月に48年ぶりに復活したガールズケイリンですが、当時に比べるとガラッと雰囲気が変わりましたね。愛媛からも松尾智佳(ともか)選手が、京王閣競輪場で華々しくデビューしました。僕も松尾選手のデビュー戦に駆けつけ、声が枯れるくらい応援しました(笑)。ユニホームやレーサー(自転車)が色鮮やかで、いつもの競輪と違った華やかなムードに競輪場全体が包まれていました。松尾選手も最終日には1着を取り、まずまずのスタートを切りました。12月の松山での地元戦をファンが楽しみにしていると思うので、タテの足やパワー・自力を身に着けてレベルアップを図ってほしいですね。また、現在104期生として18人が訓練していますので、来年度は102期生33人と合わせて選手が50人を超えます。そうなると、選手層も厚くなりより楽しみの幅が広がってくると思いますね。以前、中野浩一さんが「ガールズケイリンもあきらめないレースをしないと未来がない!」と話していました。ガールズといえど当然“プロスポーツであり、ギャンブルとしてのケイリン”です。選手にはこの言葉を胸に留めて、男子を上回るレースを目指し、頑張ってほしいと思いますね。

 そのほか心に残っているのが、やはり小川祐司選手のS級初優勝!これは応援隊長としては、ホントうれしかったですね。渡部哲男選手たちとこれからの愛媛をドンドン引っ張って、また若手たちも早く先輩たちに続いてほしいですね。

 そして7月に行われた伊藤豊明杯。今年で5回目だったんですが、「尊敬している伊藤豊明さんの名前がついたレースで優勝できてうれしい」と泣かせてくれた(笑)、千葉のベテラン・宮倉勇選手の優勝で幕を閉じました。来年は、私の夢でもあるのですが、伊藤さんが地元選手に優勝カップを手渡すシーンをぜひ見てみたいですね。

ヒーローが出現すれば輪界も活気づく

 競輪の活性化や復興に向けては、なかなかこれといった決め手がないんですが、私なりに考えてみました。1つ目は、スターというかヒーローが出現してほしいということです。深谷知広選手のようなヒーローが増えれば競輪界も一気に活気づくと思うんですよ。例えば、今夏開催されたロンドンオリンピックでは、柔道やレスリング、アーチェリー等で日本人がメダルを獲得。今まで注目されていなかった人たちが一躍時の人になりました。一方、ロンドンオリンピックから正式種目になった競輪、これはチャンスだと思うんですよね。中野さんの世界選手権スプリント10連覇とまでいかなくても、世界で活躍しメダルを取れば一般の方の理解は深まると思いますので、ぜひ次のオリンピックではメダルを獲得してスターが生まれるのを期待したいですね。

 2つ目は、一競輪ファンの立場からの意見です。ファンと選手との交流をもっとクローズアップしてほしいですね。愛媛支部は梶應支部長を中心にボウリング大会やバンクウォークなどファンと触れ合う機会を多くつくってくれていると思います。このような交流の場を目に見えるカタチで、どんどん設けることで競輪をPRできると思うんです。さらに、愛媛支部は定期的に児童福祉施設へ寄付をするなど社会貢献の面でも本当に頑張っていると思いますので、このような良いことをドンドンPRしていくことで競輪に対するイメージも変わってくるはずです。 それと落車や失格があると、その車券を買っているファンにとっては非常に残念な結果となります。だからレースで選手にも気を付けてほしいんですが、もし起こったときにもファンが納得できるよう、例えば返還を行うルールに改正するとか、“ファンあっての公営競技”という目線も大事にしていく必要があるんじゃないかと思いますね。また、競輪のようにラインで走るという競技は他にないと思うんですよ。その分推理がしやすく的中しやすいスポーツなんだということを、魅力の一つとしてPRしていけばいいと思いますね。

おすすめスポット秋の行楽編

 最近、急に肌寒くなってきました。季節の移り変わりを実感しているもっくんですが、前回の夏のおすすめスポットに続きまして、今回は秋のおすすめスポットを紹介します。愛媛は自然に恵まれていて、“夏は海”という感じですが“秋と言えば山”ですよね。そこで、僕おすすめの紅葉スポットをご紹介します。

おすすめスポットその1
面河(おもご)渓谷です。夏のスポットでもご紹介したのですが、秋も楽しめます。面河渓谷の紅葉は本当に美しいです。まさに絶景です。また、近くの久万高原町(くまこうげんちょう)に立ち寄ると、ふるさと旅行村や美術館、岩屋寺もあり、大川嶺(おおかわみね)にも登ってもいい景色が眺められます。

おすすめスポットその2
大野ヶ原です。日本三大カルストの一つ・四国カルストのダイナミックなロケーションは自然の雄大さを感じさせてくれます。僕は小田深山(おだみやま)を通るルートをよく使うんですが、小田深山の紅葉も美しいです。途中で名物の「たらいうどん」を食べたんですが、これも絶品でした。また、カルスト西側に位置する五段高原(ごだんこうげん)は海抜1,400mと標高が高く、ここからも絶景が楽しめます。

 皆さん、11月から松山はナイターになるので、昼は山で紅葉狩り、夕方からは瀬戸風バンクでナイター競輪を楽しんでもらえればうれしいですね。