宇都宮 基師(うつのみや もとし)
昭和14年9月27日、愛媛県八幡浜市生まれ。八幡浜高校から立教大学へ進学。卒業後、南海放送へアナウンサーとして入社。退職後、フリーアナウンサーとしてラジオ生番組や競輪実況中継等を経て、現在『瀬戸風バンク応援隊長』としてCS番組に出演するほか、初心者の女性を対象に分かりやすく競輪を教える『競輪コンシェルジュ』として活躍中。競輪歴○十年!! 
血液型:A型、モットー『楽しく生きる』、趣味『ケイリンの他にゴルフと公園の清掃』

第12回 『もうすぐ記念競輪編』

 皆さん、こんにちは。早いもので、7月のサマーナイトフェスティバルに続く、今年度2つ目の松山のビッグレース・開設記念競輪(3月10日~13日)が迫ってまいりました。昨年度は東日本大震災の影響で中止を余儀なくされたので、記念としては3年ぶりの開催となります。イベントも東北地方に元気を発信するものや、日頃は競輪になじみのない人たちでも楽しめるものをご用意しておりますので、ぜひご家族やお友達とお気軽に瀬戸風バンクにご来場ください。今回は、この記念競輪ともっくんお勧めの観光地などについて、よもよもお話したいと思います。

3年ぶりの記念にワクワク。地元勢の頑張りにも期待

 いよいよ3月10日から13日まで松山競輪開設62周年記念「金亀(きんき)杯争覇戦」が開催されます。昨年は震災の影響で中止となり、また一昨年はオールスター競輪が開催されたので、記念となると3年ぶりの開催ということになり、僕としては3年分の盛り上がりを見たいなぁと思っています(笑)。今回はS級S班が3人いますね。武田豊樹選手は松山オールスターで優勝しましたし、2月の高知・東西王座戦でも東王座に輝きましたので、また松山で見ることができうれしいですね。浅井康太選手も昨年はGT2冠ですし、北日本代表・佐藤友和選手もいて本当にワクワクしますね。

 またS級1班では、前回3年前の覇者・小嶋敬二選手が絶好調でFT戦では連続優勝していますね。あの豪快な走りはまったく衰えを知らず、SSの3人にどう対抗していくか、大きな見所の1つじゃないですかね。それに加えて四国の御大・小倉竜二選手、過去松山での全プロで優勝した小野俊之選手、11月の松山FT戦で優勝した稲垣裕之選手のほか、松山での共同通信社杯で優勝した兵藤一也選手に、渡邉晴智、山内卓也、神山拓弥…と、そうそうたるメンバーがそろっているので非常におもしろい大会になるんじゃないかなと思いますね。

 地元勢では愛媛支部長の梶應弘樹選手、濱田浩司選手、渡部哲男選手、宇根秀俊選手、そして小川祐司選手の5人が走ってくれますね。僕としては溪飛雄馬選手が参加していないのが少し寂しいんですけども、地元5人が結束して盛り上げてほしいですね。梶應選手には愛媛の御大として地元選手のまとめ役という役割がありますし、やっぱり1番期待したいのは渡部哲男選手ですかね。S級2班にはなりましたが、過去優勝していますし、長い間腰痛や手術で苦しんだと思いますが、ぜひ2回目の記念制覇をやってほしいですね。

 また地元勢を盛り上げるのが小川祐司選手ですかね。自分のためにも、また先輩やファンのためにも頑張ってほしいですね。年末のヤンググランプリに出場して6着ではありましたけども、自信になったと思いますし、成長の階段を上っていく大きなきっかけになったんではないかなと思いますね。小川選手の頑張りによって地元ファンは随分と雰囲気が変わってくると思いますから、“四国の深谷”というような気持ちで(笑)、頑張ってもらいたいですね。加えて、小川選手の同期の滋賀の馬渕智史選手と岡山の戸伏康夫選手も出場するので、この96期トリオのヤングパワーとS級S班、S級1班の強豪と地元四国勢で大きく盛り上げて、3年ぶりの金亀杯をファンの皆さまとともに楽しみたいですね。

松山城・道後温泉や、しまなみ海道も楽しんで

 季節的にもだんだん暖かくなってきますので、全国から“いで湯と城と文学のまち”松山にぜひ来てほしいですね。この松山周辺のワクワクするような観光地の“穴場”を(笑)、ご紹介したいと思います。まずは「松山城」ですね。別名・金亀城(きんきじょう)とも呼ばれ、松山記念のタイトルにもなっています。松山の中心の小高い丘の上に建っていて、市民のシンボル的な存在でありまして、数ある全国のお城の中でも名城として知られており、初代藩主・加藤嘉明が約四半世紀ぐらいかけて築城したお城ですね。この名城にはちょうど3月末ぐらいから桜が咲くんですが、今回はちょっと早いかもしれませんね。天守閣から見る360度のパノラマというのは、なかなか素晴らしい景観で、瀬戸内海も眺望することができますので、ぜひ登ってほしいですね。

 次に、松山城から「坊っちゃん列車」に乗って10分ほど行きますと、「道後温泉」という“日本最古”の三千年の歴史を持つといわれている温泉に着きます。ここでゆっくりと温泉を楽しんでもらいたいですね。坊っちゃん列車というのは松山の路面電車で夏目漱石の「坊っちゃん」を読んだ方はご記憶にあると思いますが、まさに“マッチ箱のような汽車”ですね。それが現在復元され当時をほうふつさせる姿で走っているんですよ。漱石ファンにはたまらないんではないかと思いますね。また、道後温泉は聖徳太子も湯治に訪れたという言い伝えが伊予風土記に残っており、僕は地元びいきかもしれませんが“日本一”の温泉だと思っています(笑)。本館自体も歴史を感じさせる素晴らしい建物で、見るだけでもうれしい気持ち、懐かしい気持ち、癒された気持ちになりますので、温泉に入って、浴衣に着替えてお茶を頂いたりゆったりとおくつろぎいただきたいですね。足湯もありますしね。

 その道後温泉本館のちょっと手前に「子規記念博物館」があり、正岡子規の生涯に関するいろいろな資料が展示されています。また市内の至る所には「観光俳句ポスト」が設置されていますので、興味のある方はぜひ投句してほしいですね。ほかにもNHKで放送されました「坂の上の雲」にちなんだ「坂の上の雲ミュージアム」があります。安藤忠雄氏の設計によるガラス張りの三角形の建物で、主人公の秋山兄弟と子規の資料が展示されております。またすぐ近くには「秋山兄弟の生家」が多くの方々の寄付により復元されていて、その中庭に「秋山兄弟の銅像」が建っていますので、ぜひ一度お立ち寄りいただきたいと思いますね。

 また、3月になりますと「四国八十八カ所」巡り、お遍路さんの季節がやってきます。松山には8つあるんですが、中でも一番市民に親しまれているのが51番札所の石手寺で、国宝の二王門や国の重要文化財である三重塔があります。最後に松山から車で1時間ぐらい走ると、今治(いまばり)という街があるんですが、その今治と広島の尾道を結んでいるのが「しまなみ海道」です。橋自体もそうですが、瀬戸内海の景観も本当に素晴らしい。特に海外からの観光客の方々が、この島々の景観を“世界に誇れる景観”と大絶賛しているのを聞いたことがあります。僕はこの瀬戸内海全体を世界遺産に登録してもらいたいんですけどね(笑)。そのしまなみ海道に行く前日は松山に泊まっていただき、二番町という所に飲食店が集中していてほんとにたくさんのお店がありますので、夜の街も楽しんでいただきたいですね(笑)。