宇都宮 基師(うつのみや もとし)
昭和14年9月27日、愛媛県八幡浜市生まれ。八幡浜高校から立教大学へ進学。卒業後、南海放送へアナウンサーとして入社。退職後、フリーアナウンサーとしてラジオ生番組や競輪実況中継等を経て、現在『瀬戸風バンク応援隊長』としてCS番組に出演するほか、初心者の女性を対象に分かりやすく競輪を教える『競輪コンシェルジュ』として活躍中。競輪歴○十年!! 
血液型:A型、モットー『楽しく生きる』、趣味『ケイリンの他にゴルフと公園の清掃』

第6回『もうすぐ記念競輪編』

 皆さん、ご無沙汰しております。今年も早くも3月を迎え、あらためて月日が経つのは早いなぁと感じている“よもだ”のもっくんです。おかげさまで瀬戸風ドリームナイトレースも2シーズン目を終えることができました。といっても4月・6月・8月にも1回ずつあるので、夜の好きな(笑)僕としては楽しみが増えてうれしいですね。そうそう、7月には「サマーナイトフェスティバル(GU)」も松山で開催されるので、皆さん忘れないでくださいね。さて、今回は3月26日から29日まで開催される松山競輪開設61周年記念競輪『金亀杯(きんきはい)争覇戦』と、僕のお勧めする松山の観光名所などについて、よもよもお話したいと思います。

SSが9人。好メンバーに今からワクワク

 いよいよ開設61周年記念競輪を迎えますね。全国で11番目、四国でトップを切ってスタートした松山競輪なんですけど、61周年を迎えることができまして、何十年間も松山競輪と付き合ってきた(笑)もっくんとしては、非常に楽しみですね。特に今回はS級S班が9人も来ることになってますから、ファンにとってはうれしいことですよね。それプラス地元からは、渡部哲男・濱田浩司・梶應弘樹・菊池仁志選手、それに若手のホープ小川祐司選手の5人。競輪界トップのSSの走りと地元選手の活躍に期待したいですね。

 その中で渡部選手は過去に1度金亀杯を優勝していますので、今回2度目の優勝を期待したいですね。腰の手術をして不本意な成績が続いていますけど、地元のファンとしては、見事な復活とGTタイトルが今年の夢ですね。小川選手は地元記念を走るのは初めてで、S級に上がって結構1着を取ってるんですが、一方では惨敗してるケースもありますよね。ですから、地元の先輩と一緒に走って勉強してもらって、早くS1に上がって四国のリーダーになってほしいですよね。やはり生きのいい若手選手が出てくれることが四国の競輪の盛り上がりにもつながりますから。そういう意味でも小川選手が大きく伸びていくきっかけをつくってほしいなという気持ちがありますね。またSSが9人も来るわけですから、その走りを間近で見て、大きく飛躍する大会にしてほしいなと思います。

 SSの選手でいえば神山雄一郎選手も金亀杯を優勝してますし、昨年のGPを取った村上博幸選手、それから山崎芳仁選手・佐藤慎太郎選手の福島勢。ほかにも昨年GTを初めて取った佐藤友和選手、僕の好きな(実はそうなんですよ・笑)平原康多選手とか、そうそうたるメンバーで、これだけのメンバーが集結する金亀杯というのは僕の記憶ではないですね。もちろん一世を風靡したその当時のトップクラスの選手で中野浩一選手とか、その前でいうと田中博選手とか福島正幸選手とか、いろいろその時代のトップの選手を見てきましたけども、これだけの選手が揃うというのはないですね。1月のFTに坂本亮馬選手が来まして、残念ながら優勝はできませんでしたが、ファンを喜ばしてくれました。その坂本選手も来ますしね。これは本当に何度も言うようですが、今からワクワクしております。県外からもたくさんの競輪ファンに来てほしいですね、これだけのメンバーが来るわけですから。

観光地も松山城、道後温泉など盛りだくさん

 “いで湯と城と文学のまち”松山には多くの観光地があるんです。まずは松山城。別名・金亀城とも呼ばれ、金亀杯のいわれともなっています。ちょうど松山の真ん中辺りの小高い山の上にある松山のシンボルなんですが、これは松山藩の初代城主・加藤嘉明が四半世紀かけて築城したという名城ですよね。松山城は石垣も立派で本当にきれいなお城です。ちょうど3月の末といいますと、桜が咲いていますね。松山城の桜といえば、松山の人がお花見に行く場所ですから、皆さんもぜひ来てほしいですね。

 それと、やはり松山といえば道後温泉ですな。近くには道後公園もありまして、ここの桜もいいですね。またすぐ近くに正岡子規の生涯などを紹介する子規記念博物館があり、道後公園の通りを少し行くと広場があります。ここもお花見の場所になりますから、ぜひ温泉に入って、夜まだちょっと寒いかもしれませんが、お花見を楽しんでほしいと思いますね。この道後温泉は“3,000年の歴史を持つ日本最古の温泉”といわれていますが、僕は日本一といってもいいぐらいの温泉だと思っています。聖徳太子が湯治にこの道後温泉を訪れたという記録も伊予風土記に残ってますしね。道後温泉の本館自体が、松山の良さを凝縮したような建物ですし、見てるだけで安らげ、また近くには足湯もありますから、ぜひぜひ来てほしいですね。

 道後温泉は古くからの観光地として有名ですが、新しいほうでは、坂の上の雲ミュージアムが数年前に出来ました。秋山好古・真之兄弟と正岡子規、この3人が主人公となった司馬遼太郎さんの小説『坂の上の雲』。NHKでこのドラマが放送されまして、全国にファンが広がったのではないかと思います。安藤忠雄さんが設計した鉄筋コンクリートのガラス張りで三角形の非常に近代的な建物で、主人公の生きた時代とか、足跡とか、明治時代の人が描いた夢とかいろんな思いが詰まったミュージアムです。目の前には松山城の森や萬翠荘があり、ロケーションも素晴らしいので、ぜひ立ち寄っていただきたいですね。そして、近くの歩行町には秋山兄弟の生家が復元されていて、2人の銅像が中庭に建っていますので、ここも見てほしいなと思います。

 それと、四国といえば四国八十八ヶ所ですね。松山にも8つあるんですが、その中でも親しまれているのが道後にある51番札所の石手寺ですね。国宝の二王門や国重文の三重塔など見所が多く、いつも多くのお遍路さんで賑わってますね。また俳句をやってる人には街中に俳句ポストがありますから、一句作って入れてもらうのも楽しいんじゃないかなと思います。あと港のほうへ行きますと、三津の朝市もやっておりまして、これも楽しいですね。ここではお魚が安く買えますしね。海と温泉と、それから食べ物もおいしいですし、それから松山というところは温暖な気候で非常に災害の少ないところでもありますので、いろんなところを見て歩いてほしいですね。松山からちょっと足を伸ばしますと、砥部焼で有名な砥部町があります。お茶碗や花瓶など、素朴で家庭的なものが安く買えますので、陶器に興味がある方はちょっと訪ねてほしいなと思います。お土産にもいいんじゃないですかね。

 最後はやっぱり夜のネオン街(笑)。松山は飲み屋の場所が集中している街なんですね。おいしい食べ物、飲み物がたくさんありますので、記念競輪でちょっと懐が暖かくなったら立ち寄ってもらって、松山の夜をぜひ満喫してほしいですね。